2014.09.30
カサブランカからバスに乗り込み、即落ちしてから、ほぼ寝っぱなしでタンジェに到着。
途中、数回バスターミナルやら休憩で停車したはずだけど、分からず。
朝の5時にタンジェに着く予定だったが、4時半には着いてしまった。
カサブランカで会った現地在住のお姉さまから
「モロッコ1治安が悪いのがタンジェ。
週1で日本人が首絞め強盗に遭っている。
現地の女性でも1人では出歩かない。」
と南米以来の“首絞め強盗”の情報を頂いたので、明るくなるまでバスターミナルのcafeで待機することに。
席を確保したら、同じテーブルに女性が1人やって来た。
コーヒーを頼んで席に着くと、おばちゃんが
「これからどこに行くの?
港に行く?」
と聞いて来た。
どうやらこのおばちゃんもスペインに渡るらしい。
同じ港からフェリーに乗るので、一緒にTAXIで行こうと。
モロッコのcafeは基本メンズしかいない。
cafeで見かける女性はたいていツーリスト。
そのおばちゃんはスペイン国籍のパスポートだけど、格好がイスラム圏の女性が良くしている格好だったため、もしかしたら、1人ではcafeに入りにくかったのかも。
だから、きっと他にもいっぱい席は空いていたけど、たまたま1人でいたあたしのテーブルに来たのかもしれない。
時々、そのおばちゃんと話したり、ボ〜ッとしたり。
空が明るくなってきたので、TAXIでフェリー乗り場まで移動することに。
「白いTAXIは安いから、それで行こう。」
と。
しかし、荷物を積んで、乗り込んでも、運転手一向に動かず。
おばちゃんが運転手に聞くも、どうやら近い方の港には行かないと。
TAXIなのになぜ?
よく分からなかったけど、
「港には行かないから降りる。」
と言われたので、TAXIから降りて、別のTAXIに乗り換える。
今度はちゃんと港に行ってくれるらしい。
フェリー乗り場まで10分くらいで到着。
アラビア語もスペイン語も話せるおばちゃんが一緒だったので、ぼられることもなく、無事到着。
10DH
目の前にはフェリー会社のプレハブ。
行きで使った会社ではない会社に呼ばれる。
少し不安になったので、ちゃんとTarifaからAlgeciras まで行くか聞いたら、ちゃんと行くとのこと。
一緒にいたおばちゃんもアルヘシラスまで行くと言うので、その会社でチケットを買うことに。
390DH
黄色の出国カードを渡されるが、おっちゃんに
「パスポートと出国カードをちょうだい。」
と言われ取られる。
別のおっちゃんが出国カードを書き始めた。
「20DH」
???
あっちゅ〜間の出来事だったけど、どうやら出国カードを書いたからチップちょうだいとの事らしい。
「時間がないから早くしろ。」
と別のフェリー会社のおっちゃんに急かされる。
急かされても、あたしはDHをユーロに両替しないといけないんだぁ〜っ!!!!
モロッコ国内でしか出来ないって聞いてるから、今、やらないといけないの!!!!
「両替はどこ?」
って聞いたら
「この時間ではまだ港の両替所は開いてないから、そこの店で両替してあげる。」
と。
急げと急かされるし、でも、両替は待たなきゃいけないし、何なん?と思ってボーディングパスを見ると、
7:00の便。
現在の時刻、
7:30
???
大幅に過ぎてますけど!?
8:30のフェリーに乗る予定でいたから気づかなかったよ!!!!
ど〜りで急かされるワケだ。
そこからはダッシュ!!!!
急いでミグラシオンと荷物検査済ませ、ダッシュで乗り場へ。
「フェリーに乗り込む前のスロープが滑るから気を付けて。」
とチケットチェックしたおっちゃんが言った直後に一緒にいたおばちゃんが転倒。
思いっきり尻もちついた。
おばちゃん、ブチ切れ。
注意したおっちゃんにガァーーーーーッと文句言いだした。
でも、フェリーからは
「早くしろ!!」
と急かされる。
フェリーの前でモロッコの出国スタンプを確認され、フェリーに乗り込む。
7:40
乗り込んだ5分後には出港した。
ギリです。
間に合って良かった…
フェリーの中でもおばちゃんの怒りは収まらず、暫く文句を言い続けていた。
近くの人に当たり散らし、やっと落ち着いたところで、あたしはデッキに出てみた。
バイバイ、モロッコ〜
9/12に入国したから、約3週間。
楽し過ぎた〜♪
また近い将来、戻って来るね〜♪
約50分後、フェリーはスペインのTarifa (タリファ)に到着。
今回もたいして揺れなかった。
スペインの入国スタンプはフェリーを降りてから押してもらいます。
何だか前の方で1人の男性がもめている。
原因は分からないが、列からはじき出された。
顔はかなり険しい。
そんな彼を横目に、他の人はどんどん入国していく。
あたしはアッサリスタンプを押され、
「こんにちは。」
と日本語で挨拶までされて、終了。
日本のパスポート、最強。
あのお兄ちゃんは何をしたんだろ?
謎だ。
外に出るとバスが停まっている。
タリファからアルヘシラスまでのトランスポートのバス。
アルヘシラスまで行かないと色々と不便なので、皆乗り込む。
入国審査でもめた彼を置いて、バスは出発。
約30分後、アルヘシラスに到着。
バスを降りて、お世話になったおばちゃんに挨拶をしてバスターミナルへ向かった。
フェリー乗り場からバスターミナルは徒歩15分くらい。
とりあえず、バスターミナルで
Jerez De La Frontera (ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ) 行きのチケットを買う。
久しぶりのキンキンに冷えたセルベッサ♪
と
生ハム入りのボカディージョ♪
はぁ〜、幸せだ〜♪
モロッコ好きだけど、なかなかお酒が買えないのは辛かったからなぁ〜
ちょうどお会計を済ませ、外に出ようとした瞬間、
ガシャーーーーーーーーンッ!!!!
店の前の交差点で交通事故発生!!!!
信号待ちの車に原付が突っ込んだ。
原付のお兄ちゃん、ムクッと立ち上がり、焦りながらその場から逃走。。。
絶対に痛いと思うんだよね〜、カラダ。
原付が無くなってしまったので、何事もなかったかのように静まり返った。
バスターミナルに向かう。
少し時間があったので、ベンチに座っていると、警察がバスターミナルに入って来た。
しかも、怖い顔しながらこちらに向かって来る。
なに?なに?
と思ったら、左隣にいたお兄さんに何やら言って、身分証明書を見ながらトイレに連行。
その後、警察犬も入って来た。
今度は右隣のお兄さんの隣で警察犬が座った。
警察が問いただすと、靴下の中からハシシを出した。
えっ!?
ものの5分で両隣が終了〜
ホント一瞬の出来事だった。
ここはモロッコからフェリーが入って来る港町。
モロッコからそういった類いのものも結構入ってくるようで、バスターミナルは警察が巡回しているらしい。
それにしてもビックリした。
だって、両隣が一気にだもん。
あたしの所にも警察犬はやって来た。
でも、軽く匂いを嗅がれ、投げ出していた足を蹴られただけで通過。
さらに奥にいたお兄さんもトイレに連れて行かれていた。
何なんだ?この街?
バスは何事もなかったかのように、時間通りに来て、定刻に出発した。
どれくらいで着くのか聞いたら、
「1時間20分で着く」
というので、1時間爆睡。
予定通り、Jerez de la Frontera に到着。
街は比較的静か。
シエスタなのか、人も少ない。
とりあえず、宿に向かう。
宿の前の道。
人通りゼロ。
チェックインを済ませ、シャワー&洗濯を済ませてから街歩き。
こういう標識を見ると
ヨーロッパに戻って来たって気がする。
生ハムの看板が スペイン って感じ。
広場に来るとメリーゴーランドがあった。
係員のお兄さんとめっちゃ目が合ったけど、
over30、一人ではメリーゴーランドに乗りませんっ!!!!
そんなん切ないわぁ〜
噴水もある。
何やらヨーロッパ感満載の建物がある。
閉まっていたから何か分からず。
とりあえず、周りをぐるっと一周だけしてみた。
途中、白壁に赤い花の通りを見付けた。
ヘレスはシェリー酒の産地。
BARがいっぱい。
5€で試飲が出来る店もある。
ふらふらしていたら、教会を発見っ!!!!
開いていたので、中に入ってみる。
小さめだけど、綺麗な教会だった。
小腹が空いたので、どこかBARに入ろうとするも、BARだらけで迷う。
看板を見てたらおっちゃんが声をかけて来たので、ここのお店で。
ヘレスに来た目的は
本場のシェリー酒を飲むこと。
店員のおっちゃんのオススメを貰った。
ついでにTAPASも頼んだ。
3週間ぶりのスペイン料理。
ガスパチョとロシアサラダ、トルティーヤ。
シェリー酒はドライなのを頼んだのでスッキリ。
甘いのしか飲んだことがなかったから、飲みやすくてビックリした。
2杯目に甘いのを頼もうとしたけど、お腹がいっぱいになり、1杯で終了〜
宿に戻るとレセプションのおっちゃんが待ってた。
宿を出る時に
「帰って来たら一緒に飲もうね。」
と言われてたから。
スタッフルームでサッカー観戦しながら、先ほど飲めなかった甘いシェリー酒を貰った。
テイスティングだって言ってるのに、おっちゃん、なみなみと注ぐ。
さすがに3杯飲んだら甘いのもあるし、お腹いっぱい。
この間にテキーラも1杯飲まされてるし。
これは飲みたかったけど、お腹いっぱいで飲めなかった。
CHIPIONAっていうところのお酒らしい。
JEREZから車で20分くらいのところにあるらしい。
「この後、サルサを踊ろう」
って言われたけど、さすがにモロッコから夜行バス&フェリーで移動した後だったから、お断りした。
さすがに今日、おっちゃんと同じテンションには持って行けないわ〜
「今日は寝るよ〜。オヤスミ〜」
と言ったら
「明日も飲もうね〜。
明日はサルサも踊ろうね〜」
と言われた。
そこまでテンション上げられるかな!?
その前に潰されそうだ。。。