2014/10/22

サラゴサ⇔ボルハ


2014.10.21



今いるサラゴサの宿は朝食付きの宿。

朝食は8:30から。

バスの時間があるから8:45には宿を出て、バスターミナルに行かなきゃいけない。

ホント毎日朝からバタバタしてる〜








朝食のパンをかじった瞬間に違和感。


何か酸っぱいぞ、このパン。。。


異変を感じた時は食べないのが一番。


せっかく朝食付きの宿なのに〜っ!!!!


結局、ジュースを少し飲んだだけで出発。






今日も快晴です。

朝晩は冷える。

昼間は30度超えるのに、朝はダウン着てても寒い。


















なかなかバスターミナルに向かうバスが来なかったけど、余裕で間に合った。

昨日、変えなかったバスのチケットを買う。


今日は BORJA (ボルハ) って街まで行く。

片道 5.35€







まだ少し時間があったので、朝食食べ逃したので、パンを買って電車の駅を眺めながら朝食。

バスターミナルと電車の駅が併設されてるの、ここ。

しかも、デカイ。


















朝食を済ませ、時間ぴったりにバスが出発〜っ!!!!

前の席のおっちゃんのワキガと死にそうになるくらいの臭いおならの臭気テロもありながらも約1時間後に目的地に到着〜










行き方は調べてあったけど、念のためバスターミナルのお兄さんにも確認。


地元の人の情報は聞いておかないとね。


お兄さん:「ここから6km以上あるけど、TAXIで行くの?」


私:「いや、歩いて行くつもり。」


お兄さん:「片道1時間以上はかかるよ。」


私:「次のバスまで時間あるし、歩くよ。」


お兄さん:「じゃあ〜、2つ目の交差点を右に曲がってひたすら真っすぐ。」








説明が簡単過ぎた。。。

でも、後から分かったけど、


ホントに2つ目の交差点を右に曲がったら、基本道なりだった。



ここが2つ目の交差点。

ここを右に曲がる。


目的地まで5kmの案内があった。


暫く歩くとまた案内が。



あれっ!?結構歩いたんですけど、、、


目的地まで5kmなの?


とりあえず、人が全くいないよ、この街。

ひたすら道なりにテクテクあるく。

しかも、上り坂。








途中、教会を見付けた。

ここなら良いのに〜

と思うけど、ここでまだ3分の1も来ていない。


家もなく、あるのはブドウ畑だけ。






ホントに何もないっ!!!!

でも、道はこれしかないからあってるはず。













1時間弱歩いたところでやっとこ看板を発見っ!!!!


編み物で飾られた樹があった。

後にも先にもこの1本だけだったけど。















だいぶ近くまで来てるのに、ここから道が分からなくなった。

気が付いたら、丘の上まで来てた。。。

丘の上からの景色。

一面、ブドウ畑。


丘の上に奇跡的に1軒だけ店があった。

だれが来るのか分からないけど。

そこのおばちゃんに教会の場所を聞いた。



どうやらいつの間にかスルーしたらしい。













おばちゃんに言われた通り坂を下ると、教会があった。

フツーにスルーしてたね、ここ。

だって、名前が違かったんだもん。

これが入口。



Santuario de Misericordia


何の変哲もない、ただの田舎町の教会。















でも、わざわざ大変な思いまでして来たには理由がある。


ここの教会には1枚の絵がある。


それを見に来た。














確か2年前。

日本で何気なくニュースを見ていたら、スペインの田舎町のとある教会が1枚の絵を巡って騒ぎになっていると。


「約100年前のフレスコ画が傷みが激しくなり、80歳くらいのおばあちゃんがその絵を修復したら、キリストさんがサルになってしまった。」


と言うことらしい。


そのニュースで観た絵があまりにも衝撃的だったので、観てみたいと思った。


しかも、前の週に友達がそこに先に行っていて、行き方とかバスの時間とかの情報も貰っていたので、これは行くしかないと。





と言うワケでやって来たのがこの教会。

教会の入口を入ると、右側におっちゃんがいる。

この絵で一躍有名になったので、それ以来、見に来る人から入場料として1€ 取っている。


1€払っていると、もうそこにはサルの絵が。

ちなみに左側の柱の絵。

そんなに大きくはない。


絵の前にはロープ。

そして、絵はガラスで覆われてる。









一応、チケットもくれます。


ハイッ!!!!

これがサルにされたキリストさん


どうなん??

このクオリティー。

どうしてこうなったんだ??












ちなみに右側の柱にも絵があるけど、元の絵のクオリティーはこのレベル。


あっと言う間に目的達成されてしまった。。。

色使いが可愛い主祭壇。


天井の絵も可愛い♪



主祭壇から何か物音がすると思ったら、


中にがいた。


花でじゃれてた。

その後、オルガンもおもちゃにしてた。



















気が済んだので、入口の方に戻ると、


元の絵がこのようになった


と言うのが展示されてた。


地元の新聞にまで載ってしまったのね。



修復したのはこのおばあちゃん。


色んな国からこの絵を観に来ているらしい。


名前とかを書いた紙を自分の国に貼って行くみたい。


この教会もこの絵がなければ、ただの田舎町の教会だったのだろうから、ある意味有名になって良かったのかもね!?

きっともう直す気ないでしょ〜!?












教会の前の広場から見る景色。

ミラドールよりは少し低いけど、どこまでも続くブドウ畑は見える。


こちらが教会前の広場。

ちょっとした遊具もある。


ここからまた1時間以上かけて戻るのか〜と思うと気が重いけど、バスもTAXIもないので歩くしかない。

ひたすらブドウ畑を見ながら戻ります。


景色が殆ど変わらないのでどれくらい進んでるのかも良く分からない。

帰りは下り坂だけど、やっぱり1時間以上かかった。


バスターミナルで廃人となる。。。


バス待ち1時間。


チケットカウンターのお兄ちゃんは今朝のお兄ちゃんだった。





お兄ちゃん:「教会行けた?写真撮って来た?

おばあちゃんはいた?

教会の隣の売店にいるはずだけど。」


私:「BARって書いてあるプレハブはあったけど、閉まってたよ。」




撮って来た写真を見せたら、喜んでくれた。


それより、修復した張本人が教会の隣で商売するって。。。


凄いな、そのばあちゃん。












約1時間後、時間通りやって来たバスに乗り込み、サラゴサへ戻る。

疲れ過ぎて、バスに乗った瞬間から記憶なし。

何カ所かバス停に停まったはずだけど、約1時間サラゴサのバスターミナルに着くまで眠り続けた。












ボルハの街には売店すら見付けられなかったので、サラゴサに戻ってから夕飯を食べた。


今日は気分転換。


久しぶりのケバブ〜♪


凄いボリューム。


案の定、食べ切れず。。。

お腹いっぱいです。



あ〜、歩き過ぎて足パンパン。